『俺の話は長い』の脚本家は金子茂樹!過去作品の評判がすごい

生田斗真さんが4年ぶりに主演を務めることでも話題の、2019年10月シーズン要チェックの土曜ドラマ「おればな」こと『俺の話は長い』。

安田顕さん、小池栄子さんら実力派俳優陣が多数出演するこの作品に脚本家として参加しているのが、今回ご紹介する金子茂樹さんです。

数々の人気ドラマにこの人あり!と言われるほどの人気脚本家さんである金子茂樹さんの、気になるデビュー作や過去の名作を一気にご紹介致します!

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『俺の話は長い』はどんなドラマ?

【出典】https://www.ntv.co.jp/orebana/
『俺の話は長い』という作品の主人公はなんと「ダメ男」なんです!

起業に失敗し、7年前から実家に戻り無職のニートとして過ごす主人公は「ヘリクツ」を武器に、自分に貼られたレッテルを誤魔化しながら生きてきました。

母親に寄生し生きてきたそんな男のもとにある日、とある理由によって姉家族が実家に転がり込んでくるところから物語は始まります。

今までの状況から変わらざるを得なくなってしまった「ダメ男」の奮闘や葛藤、一家のドタバタ劇を描いた「ホームコメディ作品」となっています。

そんなダメ男・岸辺満役には、4年ぶりに主演を務める生田斗真さん。

一家のドタバタ劇のきっかけとなる姉・秋葉綾子役には、舞台で生田斗真さんとの共演経験を持つ小池栄子さん。

他にも、安田顕さんや現在勢いのある若手女優・清原果耶さんなど実力派が勢揃いしています。

「コメディ作品」に定評のある金子茂樹さんが手掛ける『俺の話は長い』、大注目間違いなしです!

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『俺の話は長い』の脚本家・金子茂樹の経歴とは?デビュー作は何?

『俺の話は長い』の脚本家・金子茂樹さんは、1975年生まれで千葉県のご出身です。

2004年に「初仕事納め」という作品で、脚本家の登竜門的位置づけであるフジテレビヤングシナリオ大賞を受賞します。

実力のある人であれば脚本を作品化するというこの賞で見事大賞を受賞するとは、実力は並外れたものだったのではないでしょうか。

そしてなんと!この「初仕事納め」という作品がフジテレビにてテレビドラマ化され、脚本家としてのデビュー作を飾ることとなります。

出勤初日に会社が倒産したことを告げられる新入社員と、周りの人間たちの奮闘模様を描いた「コメディ作品」である「初仕事納め」。

脚本家としての初めての作品が「コメディ」という点は、金子茂樹さんの「原点」として現在の作風にも脈々と受け継がれているのでしょう。

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「金子茂樹」脚本の作風・特徴とは?

華々しい成果で脚本家としての人生をスタートさせた金子茂樹さん。

その特徴や作風はどんなものなのでしょうか?

以下に主な作品を挙げてみます。

・危険なアネキ(2005年)

・プロポーズ大作戦(2007年)

・ハチミツとクローバー(2008年)

・きょうは会社休みます。(2014年)

・世界一難しい恋(2016年)

ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞に輝いたプロポーズ大作戦を始め、金子茂樹さんが脚本を担当する作品は、「ラブコメディ」が多いということ。

ラブコメディを多く手掛ける点から、人間関係での僅かな心の揺れや動きを表現することに長けていて、視聴者がじれったくなるほどに、恋心や葛藤の中で揺れ動く人間同士を巧妙に描く脚本家さんです。

「人」と「人」の関係を描くことに定評のある金子茂樹さんが描くホームコメディ『俺の話は長い』も期待度の大きい作品ではないでしょうか!

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「金子茂樹」のおすすめドラマ作品5選

【出典】https://www.fujitv.co.jp/b_hp/propose/
「プロポーズ大作戦」は2007年のフジテレビ系月9枠で放送され、翌年には映画化もされている大ヒット作品です。

当時ドラマアカデミー賞において、最優秀作品賞とドラマソング賞を受賞したこの作品、なんと原作がありません!

そしてこのドラマの脚本家を、金子茂樹さんが担当しているのです。

主演には山下智久さん、脇を固める共演者陣には長澤まさみさん、榮倉奈々さん、藤木直人さんや濱田岳さんなど錚々たる俳優が連ねています。

幼馴染に片思いをしながらも不器用な為に想いを告げられずに時が経ち、その幼馴染の結婚式に参列しなければならなくなってしまった主人公。

突如現れた「時の妖精」によってタイムスリップを繰り返し過去の自分の行動や過ちをやり直していく、というちょっと不思議なラブコメディ作品です。

タイムスリップという不思議な能力が登場するこの作品ですが、金子茂樹さんは、登場人物間のちょっとした心の揺れや主人公の成長などを、ドラマの雰囲気である明るいコメディの要素を崩さずに丁寧に表現しています。

【出典】https://www.fujitv.co.jp/b_hp/hachimitsu/
発行部数800万部超えの漫画を原作にもち、アニメ・映画化の次に制作されたのがドラマ版「ハチミツとクローバー」です。

美術大生らの人生・恋模様をリアルに描いた作品として人気があり、金子茂樹さんが脚本を担当しています。

本作品はいわゆる「青春群像劇」の様子で物語が進見ます。

主人公の男女5人はそれぞれが美術大生であり、不器用な性格の持ち主である主人公・竹本雄太を生田斗真さんが演じています。

そうなんです。

『俺の話は長い』で主演を務める生田斗真さんは、過去に「ハチミツとクローバー」で脚本家・金子茂樹さんの作品に出演しているのです。

才能と人生、それと「恋」。

大学生が大学生らしく、恋をして悩んで傷ついて苦しんで、それだけでなく自分たちの才能や可能性に悩みながらもぶつかりながら未来に進んでいく若者のリアルな情景を描いている作品と言えます。

「コメディ」作品を得意とする金子茂樹さんが創り上げるしっとりとした世界観は、一見の価値があります。

「SUMMER NUDE」は2013年7月シーズンに放送された月9ドラマです。

主人公の三厨朝日を、2007年放送の「プロポーズ大作戦」でも主演を務めた山下智久さんが演じています。

香里奈さんや戸田恵梨香さん、勝地涼さん、窪田正孝さんなど、現在でも一線級で活躍している俳優陣が揃っていることでも話題となりました。

海辺の街・海の家を舞台としていて、夏らしい演出が随所に散りばめられた、大人の恋愛を描いている「ラブストーリー」作品です。

突然いなくなってしまったかつての恋人を忘れられずに過ごしているカメラマンの三厨朝日と、香里奈さん演じる、結婚式当日に花婿に逃げられ無職になってしまったイタリア料理店の元店長・千代原夏希を軸に物語は進みます。

忘れられない過去の恋愛を胸に秘め、別れを経験し傷つき悩みながら前に進もうとする姿や人間関係を、恋愛模様だけでなく友情を交えながらしっかりと表現しています。

また本作品は、真心ブラザーズの「サマーヌード」という楽曲をイメージして金子茂樹さんが脚本を書きあげています。

楽曲をベースとして脚本を創り上げるとは驚きですね・・・

同じく金子茂樹さんが脚本家を務めた「プロポーズ大作戦」との対比が面白いと言われている作品なので、設定の比較をしながら観るのもおすすめです。

【出典】http://www.ntv.co.jp/yasumimasu/
2014年10月シーズンに日本テレビ系列で放送していた、藤村真理さんの同名漫画が原作のドラマ「きょうは会社休みます。」の脚本も、金子茂樹さんが担当しています。

東京ドラマアウォード2015において連続ドラマ部門の優秀賞を獲得した作品でもあります。

生まれてから33年、一度も彼氏がいたことが無く男性経験のないOL・青石花笑を綾瀬はるかさんが演じ、勤務先の年下大学生アルバイトの青年・田之倉悠斗と酒を飲んで酔っ払い、その後の記憶を無くしたことを契機に人生が一変します。

なんと翌朝目覚めると田之倉悠斗と一夜を過ごした後で、しかも2人は付き合うことになっていたのです・・・!

あまりの事に動転し、思わず会社を休む青石花笑はまさに「きょうは会社休みます」といった状態です。

そんな年下彼氏・田之倉悠斗を福士蒼汰さんが爽やかに演じ、物語の重要な部分を握る謎のCEOを玉木宏さんが演じています。

恋愛初心者のハラハラドキドキの日常がたくさんつまっている、まさに「胸キュン王道ラブコメディー」なので、日常生活を忘れて作品にのめり込むことが出来ます!

恋愛経験の無さ故に悩んだりドギマギする主人公と、年下ながらも優しくリードし導いてあげる年下彼氏の恋模様が、金子茂樹さんの手によって、まるで少女漫画のように甘酸っぱく、そしてコミカルに描かれています。


「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」は2018年1月から日本テレビ系列土曜日に放送されました。

医者・弁護士・警察官をそれぞれの職業とする三人の兄弟をメインにした作品で、原作は無く、金子茂樹さんが脚本家として参加しています。

末っ子の刑事・北沢秀作を演じるのは高い演技力で俳優としても評価の高い山田涼介さん。

心臓外科医として天才的技術の持っているナルシストな長男を小澤征悦さん、東大卒の頭脳派敏腕弁護士で三人兄弟のブレーン役を担う長女を波瑠さんが、それぞれ強烈な存在感で演じています。

三人兄弟の父も有名私立中の学園長を務めており、エリート一家の北沢家。

一家の中に起こる様々な問題を、「秘密の家族会議」にて解決の話し合いをするのですが、その会議こそが問題のタネであり、「職業の倫理観」よりも「家族の幸せ=屁理屈」が優先的に考えられる場所だったのです。

末っ子刑事・北沢秀作は、家族内に問題が起こるたびに、「常識・職業の倫理観」に基づいてささやかな抵抗をしようとする実に気苦労の多い立ち位置です。

そんな主人公に対し、あくまで屁理屈を通し「家族の幸せ」に導こうとする兄姉、そして周囲の人々との関係を描いた「痛快ホームコメディ」は笑いあり涙ありの、金子茂樹さんの真骨頂とも言える作品です!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

コメディ作品で脚本家として華々しくデビューし、現在まで人気作品の脚本を様々担当している金子茂樹さん。

登場人物の成長や葛藤、挫折や苦悩といった人間が当たり前に持つ「日常」を「コメディ」というジャンルを通してリアルに伝える表現力こそ、金子茂樹さんの真価と言えるでしょう。

『俺の話は長い』でも、登場人物達のリアルな日常が金子茂樹さんの手によってどのように描かれるか、非常に楽しみな作品です!!