日テレ系列で１０月から始まる新感覚刑事ドラマ『ニッポンノワール』。
手掛けるのは、デビュー作「電車男」を皮切りに、「仮面ライダービルド」や「3年Ａ組」など、大ヒット作を生み出した脚本家の武藤将吾さんです。
今回は武藤将吾さんについて大解剖していきたいと思います！
Contents
『ニッポンノワール』はどんなドラマ？
警視庁刑事の遊佐清春(賀来賢人)は見知らぬ森で目を覚まします。
すると、上司であった女性刑事の碓氷薫が隣で死んでいたのです。
さらに遊佐清春は数ヶ月間の記憶が消えてしまっていることに気が付きます。
一夜にして上司を殺した容疑者となってしまい、かつての仲間は敵に。
唯一の相棒、亡くなった碓氷薫の一人息子と共に事件の真相を探っていくと、未解決事件の「10億円強奪事件」へと繋がっていきます。
真実と疑いと裏切りが交錯する、今までの刑事ドラマとは一味違った展開の読めないミステリー刑事ドラマ！
主演で遊佐清春役の賀来賢人さんの他にも、広末涼子さん、井浦新さん、北村一輝さん、夏帆さんらの豪華キャストが出演します。
話題となった「3年A組」の様な個性的なキャラクターが織り成す人間模様と先の読めない事件の本当の真実がどのように絡み合うのか、画面から目が離せませんね！
『ニッポンノワール』の脚本家・武藤将吾の経歴とは？デビュー作は何？
１９７７年生まれ。デビュー作は「野球狂の親父」（２００２）にて第１５回フジテレビヤングシナリオ大賞の佳作を受賞。
２０００年代には２ちゃんねるやネットニュースで大きく取り上げられ、アキバ系ヲタクにスポットを当て一躍話題となった「電車男」（２００５）をはじめ、
今を時めくイケメン俳優が多数出演している「花ざかりの君たちへ～イケメンパラダイス～」（２００７）
堀北真紀さんがホームレス役にチャレンジした「アタシんちの男子」（２００９）
など大ヒット作の脚本を担当していました。
そのほかにも、武藤将吾さんのお子さんが視聴していた仮面ライダーシリーズに興味を持ち、それがきっかけで「仮面ライダービルド」（２０１７）のメインライターに就任。
2019年にはSNSでも大きく話題となった菅田将暉さん主演の「３年A組‐今から皆さんは、人質です‐」の脚本も手掛けています。
「３年A組」では、ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞も受賞しました。
「武藤将吾」脚本の作風・特徴とは？
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— 【公式】3年A組－今から皆さんは、人質です－ (@3A10_ntv) 2019年7月23日
少女漫画や書籍が原作の男女の恋愛物語から男同士の戦い、刑事モノ、シリアスなど幅広く手掛けている武藤将吾さん。
武藤将吾作品には視聴者の記憶に残る個性的な登場人物が多数出てくる印象があります。
「花ざかりの君たちへ」での名場面、生田斗真さん演じる中津秀一の自問自答する回想シーン。
「仮面ライダービルド」の桐生戦兎と万丈龍我が繰り広げる日常的な会話。
「3年A組」の先生から生徒への問いかけ。
など作品の名場面となる個性豊かなキャラクターたちの掛け合いを得意としているようです。
「武藤将吾」のおすすめ作品（ドラマ編）
「電車男」（２００５）
出演者 伊藤淳史 伊東美咲
都内で働く普通の青年山田剛司（伊藤淳史）。
山田剛司は電車で酔っ払いに絡まれていた美女を助けたが自分の非力さに落ち込みます。
しかし、後日その助けた美女、青山沙織（伊東美咲）からお礼にエルメスのティーカップを贈られたのです。
その模様を山田剛司がインターネット掲示板に書き込んだのが発端で、ネット仲間との絆や青山沙織との恋愛を描いていくストーリー。
恋愛に奥手な山田剛司が掲示板の住人たちにデートのことや二人の関係にアドバイスをもらい恋を進展させていく姿はとても甘酸っぱいです！
オタク気質な青年山田剛司と美女がどのようにアドバイスを取り入れて恋愛に発展させていくのかとても気になりますね！
「花ざかりの君たちへ～イケメンパラダイス～」（２００７）
出演者 堀北真希 小栗旬 生田斗真
主人公芦屋瑞稀（堀北真希）はあこがれの佐野泉（小栗旬）に会うためにアメリカから日本へ帰国しました。
佐野泉と同じ学校を目指すも、そこはまさかの男子校！
男子生徒に扮し入学した芦屋瑞稀、なんとあこがれの佐野泉とクラスも寮の部屋も一緒だったのです。
個性豊かな生徒たちと繰り広げられる、ドキドキ学園ラブストーリー。
入学早々保健医に女ということがばれたり、クラスメイトに正体がばれそうになったりとてもドキドキする展開です！
少し不愛想だった佐野泉が芦屋瑞稀に心開いていく様子がキュンキュンします。
中津秀一役の生田斗真さんがこのドラマを機に一躍有名になったりもしましたね！
学園もののドラマが好きな人にはおすすめです！
「仮面ライダービルド」（２０１７）
出演者 犬飼貴丈 赤楚衛二 高田夏帆 武田航平
１０年前に発見された謎の物体パンドラボックス。
そのパンドラボックスから出現したスカイウォールにより日本は東都、西都、北都の三つに分かれてしまいます。
そのパンドラボックスをめぐり三つの都市がぶつかり合い、戦兎は東都を守るべく戦うが自分の秘密についてさまざまな疑惑が飛び出します。
敵だったものが仲間に、仲間だったものが敵に、平和のために悪に手を染める人や、命を落とす人も。
キャラクターそれぞれの平和への思いや戦いへの悲しみが丁寧に描かれています。
特に猿渡一海と三羽ガラスの関係性にはグッとくるものがあります・・・・
別れのシーンは涙なしではみられません。
「３年A組‐今から皆さんは、人質です‐」（２０１９）
出演者 菅田将暉 永野芽郁 片寄涼太 川栄里奈 上白石萌歌
半年前に自殺した同級生がなぜ自ら命を落とす選択をしたのか。
担任の柊が「授業」通して生徒に投げかけ、生徒自身が自らの過ちと向き合っていく物語です。
自殺したのは誰のせいなのか、一人ひとりに問いかけ真実のかけらを集めていきます。
オリジナル脚本なので武藤将吾節が垣間見える展開の読めないスリルといじめやネットの誹謗中傷について考えさせられる作品です。
朝礼ダンスが話題となりＳＮＳ等で流行しました！
「武藤将吾」のおすすめ作品（映画編）
「クローズZERO」（２００７）
出演者 小栗旬 やべきょうすけ 黒木メイサ 桐谷健太
舞台は学力よりも暴力で頂点が争われる鈴蘭男子高等学校、通称「鈴蘭」と言われています。
鈴蘭には多数の派閥が存在するため、いまだ頂点は空席のまま。
そんな中ある日源治が鈴蘭高校に編入。源治は鈴蘭ＯＢの自分の父、英雄がなしえなかった「鈴蘭制覇」の夢をかなえるべく戦っていきます。
制覇のためにとにかく殴り合い、一歩ずつ鈴蘭制覇へと近づいていきます。
数々のイケメンたちが殴り合い、頂点を目指す姿は必見です！！
のし上がるのはそう容易いことではないのに、こぶしで目標に突き進む姿は実に男らしくかっこいいです！
「テルマエロマエ」（２０１２）
出演者 阿部寛 上戸彩 北村一輝 市村正親
西暦１３０年代頃、古代ローマで浴場の専門設計技師をしていたルシウス（阿部寛）。
ルシウスは公衆浴場に入っていた際、なぜか２１世紀の日本にある銭湯にタイムスリップしてしまいます。
舞台が古代ローマということで、日本が誇る濃い顔の俳優さんたちが大集合しています！！
そのほかにも堅苦しくなくコメディを交えながら、ローマの歴史を学ぶことができます。
面白くてローマも学ぶことができるので一石二鳥ですね！
「さらば あぶない刑事」（２０１６）
出演者 舘ひろし 柴田恭兵 浅野温子 仲村トオル
１９８０年代に生まれた人気ドラマ「あぶない刑事」シリーズの１０年ぶりの新作にして最終作。
５日後に定年退職を控える鷹山敏樹（舘ひろし）と大下勇次（柴田恭兵）。
二人の退職前最後の事件を描く。
定年になっても当時とかわらない、いや、当時より深みのある二人のかっこよさが光ります！
放送初期の３０年前と変わらないキャストだそうです。
当時のキャラクターたちの行く末が描かれたものが見られるのは長期シリーズならではの醍醐味ですね。
まとめ
幅広いジャンルで大ヒット作を生み出している武藤将吾さん。
どの作品も視聴者をワクワクドキドキさせてくれた作品ばかりです。
「ニッポンノワール」がどんな展開の物語になるのかとても楽しみです。１０月が待ち遠しいですね！
